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ピアノに古典調律はできますか?

お答え致します


 地味で上品な古典調律 

近代のピアノは音量を求めて発展しました。
しかし、音量を求める場所はコンサートホールなど一部の場所です。
半面味わい深い個性、心地よい響きは薄れて来ているかもしれません。
覚醒させる音と癒しの音は別です。
ピアノを加工したり、整音、調整できつい響きの克服を試みましたが、
断熱の効いた響きの鋭いお部屋では解決できない場合もございました。
そして、現在古典調律が有効なことを知るに至りました。

 平均率の意図するところは?

バッハが平均率を見つけたとの記述がございますが、
音律の研究はピタゴラスの頃からされています、
ただ均等に割るだけの平均率をピタゴラスが考えない訳は無いでしょう。
必要を感じなかったから実用しなかったのかもしれません。
先も述べたように、ピアノの発展は音量と共にあります。
平均率の力感は他の調律の比ではありません。
倍音という考え方があります、一音音を出してもピアノのすべての弦が鳴ります。
全ての調の響きが同じ平均率は干渉が一切ありません。
よって倍音が一番生かされます、一番大きな音で響きます。
ピアノも大きな音を鳴らすように発展したなら、調律も同じく平均率ということでしょう。
また、全てのピアノの響きが同じ、楽器の普及にも貢献しました。

古典調律の個性

ピアノに施せるすべての調に対応した調律は
♯♭の少ない調は響きがクリアで抜けるような軽やかさ、純粋さ、
♯♭が多くなってきますと癖が出てきますが、
クラッシックとの相性は素晴らしいです、長い歴史の中で人が響きを考えた調律です。
また、ピアノ自身が地味でまろやかな音色になりますので、伴奏にも合います。
最近では古典調律というか、純正率を音源で合成して癒しの音楽に使われます。
エンヤは有名ですね。

ピアノの性能まで変わります

意外ですが、ピアノの強弱と音の伸びに変化が出ます。
ピアノの倍音に変化が出ます。

現代のピアノは共鳴を生かした楽器です。
簡単に言いますと1音を出しても、ピアノ全体の弦が鳴ります。
全体が鳴れば鳴るほど、1音のエネルギーは全体に喰われ音が散りますが、
全体が鳴るので音が伸び、豊かな音になります。
また、全ての調で響きが同じということは、
単音での音色の粒がそろい易いということです。
半面、強弱が付けにくくなります、表現力、ピアニッシモが出にくくなります。

反対に古典調律は、単音での音色のばらつきが出ます。
全ての調で響きが変わるので、それぞれの単音で微妙に音色が変わります。
楽しめる、生かせる方と、なじめない方がいると思います。

非常に大切なピアニッシモが容易に出せる、ピアノが反応する。
単音が全体に散りにくくなるので、単音自身がより反応します。
これは非常に大切なことです、現代のピアノに無くなりつつあることですが、
演奏上で非常に指摘される大切な部分です。
半面、音が伸びにくくなります、イメージでは3分の2ほどになります。
そして、音量自身も下がりますが、

また、強烈なフォルテッシモの時に、ピアノが反応します。
音が割れる感じではなく力強い力感です。

ピアノの個性でイメージ致しますと、
アリコートをフルに活かしたヤマハと
単音と強弱に焦点のあった1本張り弦モデルのディアパソンのような特性です。
よって、強弱の出にくい音の伸びにバランスされたピアノにも有効です。


古典調律をお勧めしたい方

専門家、詳しい方は指示ください、目指す響きのお手伝いをさせていただきます。

耳の敏感な方、神経過敏気味の方
癒しの響き要素のあるというと、専門家から意義が出そうですが、
私は少なくとも平均率よりはあると感じます。

一般的な調律直後の音が嫌いな方
たまにいらっしゃいます、冷たい響きが嫌いな方、平均率の3度のうなりも原因
調律が温度などで狂い始め、温かな音に変わって安心する方です。
調律師の問題ではなく、平均率という調律自身の問題かもしれません。

ピアノの音色が冷たいと感じている方
アルミ、木工用ボンド、プラスチック、合成木材、樹脂塗料
現代のピアノは工業的に作られています、そして数値的な平均率、
無味乾燥な温かみのなさが辛いという方に、
人が考えた響きの古典調律は、ピアノは変えられませんが、調律は暖かくなります。

伴奏をされる方
コンサートホールでは古典調律はホールの指定から外れます。推奨しませんが、
ご自宅の場合、弦楽器などとの相性は素晴らしいです。
地味で控えめで、生理的に受け付ける響きは素晴らしいです。
他の楽器が平均率でもなぜか気になりません。
お客様からのご依頼でで私も知ることができました。


古典調律に向かない方

ピアノへの固定観念の強い方、
例えば、60歳近くなりますと感覚の変化を嫌う方がみえます、
今まで通り、不満がございましても、変化して戸惑うよりはいいと思います。

癒しより覚醒させる音を好む方
チャレンジ精神の強い、大曲をガンガン弾きたい方、
パワー感のある平均率はもってこいです。

現代の曲、ジャズなどを演奏されている方
平均率をもとに作曲されています、平均率の方が相性がいいです。
しかし、味わい深い響きで好きだと言われる方もいます。

ピアノに音量が足りないと思われる方
平均率は倍音をフルに生かした調律です。
鳴りが悪い楽器は物足りません、平均率をご依頼ください。


古典調律を施す場合

現在のピアノが好きになれない方の場合
出来れば、ピアノをある程度性能を出せる状態にするのが理想です。
それで納得できない場合の、次の手段だとお考え下さい。
しっかりお話を聞かせてください。

古典調律を施す場合、2回調律を行い馴らす必要がございます。
追加料金¥5,500が必要となります。



以上ご参考になれば幸いです。





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